園の特色

FEATURE

 

リズム遊び

当園が取り入れている「斎藤公子のリズムあそび」は、生まれてから大きくなるまでに必要な発達過程にのっとり、音楽に合わせていろいろな動物に模して走ったり、止まったり、跳んだり、転んだり、這ったり、舞ったりすることで子どもの体の骨や筋肉、関節、感覚神経、運動神経の発達を促します。

<どうしてリズム遊びをするの?>

昔のように自然の中で体をいっぱい使って遊んでいた頃には必要を感じませんでしたが、今、便利な世の中になり、大人の生活も子供の生活も変わったことで、子供の発育に良い影響を与えていないことがわかります。そこで、意欲や探究心が弱かったり、生まれた時に遅れがあったとしても子どもたちが自分の力で克服することができるように力を引き出し発育を助けます。

 

裸足保育

足は第2の心臓と言われるくらい大事なところです。その足を幼い頃から靴やズックに縛られてしまうと、大切な体のコントロールや足の指で体の動きにブレーキをかけることがうまくできなかったり、土踏まずができかったりして大人になってしまうことが多いと言われています。足の親指の蹴りを大切にするため、床や土に直接足指を触れさせることが必要です。室内・室外は、裸足で過ごしています。園の床は弾力がある檜をつかっています。乳幼児の柔らかい脳には、弾力のある床がふさわしく、特に素足にするなら“檜がいいよ”とい大工さんのアドバイスも聞きながら、園内の床は檜を中心に創っています。
土踏まずが形成されていないうちは、高い所からのジャンプをさせないでいます。衝撃がひざを痛めてしまうおそれがあるからです。実は、床暖も子どもの発達には良くないとも言われています。足裏からの刺激は自然の木の柔らかさ、温かさが好ましいそうです。
そういうことも考慮し、素足であしの裏をたくさんつかって遊んでいます。
「斎藤公子のリズム遊びより抜粋」

 

当園では絵をたくさん描きます。極端な言い方をすると遊ぶたびに子どもたちはとてもおおきなサイズの紙に描いてます。それも線画にこだわっています。子どもが感じたことや感動したことを脳から手の末端に伝え、表現します。その描いた絵を観て私たち保育者は、この子どもにどんな遊びが足りないのか、指示が多い生活をすごしているのではないかを確かめ、遊びもその絵によってあえて設定することもあります。また絵を描くことと色遊びが入れ替わることが無いように配慮します。描くペンも子どもの手の握りにあったものを選び使っています。まだまだ保育者の私たちも子どもの発達においては勉強中ですが、「今」を大切にして、見栄えが良いとか色を使いたいから・・・ということで色を使いません。“できればからだ全体が発達して目の機能ができるのを待ってからのほうがいい”と言った「さくらんぼ保育」をした斎藤公子氏がおっしゃった言葉が私も保育をしていて感じるところです。描きたい状況をどのようにつくっていくのかも大きな課題です。